6月上旬から7月初めにかけて,県内の小学校5年生から中学校3年生までの児童・生徒を対象に広島県子供議員の募集を行ったところ,県内各地から51人の御応募をいただきました。ありがとうございました。
7月の豪雨災害の影響により,当初予定していた体験学習を中止にせざるをえなかったこともあり,最終的に県内17市町から43人の子供議員が参加することになりました。
先日,10月13日(土曜日)の模擬県議会に向けて,質問や提案を作成するための1回目の勉強会を行いましたので,その様子をお知らせします。
初めに県の職員から「未来の広島県を担うのは,これから大きく成長するみなさんであり,若いみなさんの視点に立った提案は,これからの県づくりにとても役立つと考えています。広島県の初代子供議員としての活動に期待しています。」と激励の言葉がありました。
そして,初めて出会う子供議員どうしでの交流を深めるため,みんなで輪になってゲームを行いました。大学生サポーターも加わって自己紹介などのゲームをするうちに,すっかり緊張もほぐれ,自然と笑顔や会話が生まれてきました。
それから一人5個を目標に,「10年後の広島県が〇〇じゃったらええのになあ」という思いを短冊に書いて発表し合い,それを「教育・学校」や「くらし・福祉」など6つのジャンルに分けました。
その後は,自分が入りたいジャンルのグループで質問・提案を考えることになりました。
午後から子供議員は,「広島県議会の役割」について,議会事務局の職員から説明を受けました。少し難しい言葉もありましたが,知事が考えた仕事の内容とその予算や,条例などのルールを議会が質問したり,議論をして,本当に県民のためになるかどうかについて決めており,知事と議会が車の両輪のような役割を果たしていることを学びました。そして「自分たちも子供議員として,本物の議員と同じように,しっかり質問や提案を考えよう」という思いを新たにしました。
各グループで午前中に書いた短冊をさらにまとめながら,実際に質問・提案するテーマを2つぐらいずつ選んでいきました。その後「なぜそうなったらよいか」や「そのためにはどうしたらよいか」などについて,みんなで議論し,大学生サポーターからアドバイスをもらってまとめていきました。
そして次回(第2回)の勉強会までの宿題として,各自で質問や提案文のもとになる作文を作ってくることになりました。しっかり考えをまとめ,よりよい広島県が作れるよう,素晴らしい質問・提案に仕上げてほしいと思います。
次回は,質問・提案を完成させ,議場で発表するときの役割分担を決めて発表練習も行います。
模擬県議会当日(平成30年10月13日(土曜日))に向けて,最後の準備となります。みんなの頑張りに期待しています。